アトリエ |
意味がわかると怖い話 File.32 |
2ch 本当にあった怖い名無し: 2010/05/28(金) 14:38:04 ID:cGsc08B/0 |
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10年程前の話。 美術教師をしていた姉が、アトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。 その部屋で暮らすワケでもなく、ただ絵を描く為だけに借りたアパート。 それだけで住まないなんてもったいない! 私は姉に頼み込んで、その部屋で一人暮らしをさせてもらった。 一人暮らし初日、ワクワクしながらアトリエに帰宅。 帰ってすぐに玄関に鍵とチェーンをかけた。 夕飯を作ったり、本を読んで ゴロゴロしたり、楽しく一人の時間は過ぎていく。 就寝前にもう一度戸締りをチェック。 ガスの元栓も締めてから眠りについた。 多分夜中の2〜3時だったと思う。 玄関がガチャっと開いた。 姉が絵を描きに来たらしい。 こんな時間に頑張るなあと、ウトウトしていると、 画材やらキャンバスやらが置いてある隣の部屋で、姉はブツブツ言ったり、クスクス 笑ったりしている。 うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だよなぁ、と、妙に納得しながら 私はいつの間にやら寝入ってしまった。 朝、目が覚めると姉は居なかった。 姉の絵に対する情熱は尊敬に値するなあ、 そう感慨に浸りながら私は家を出た。 玄関の鍵を閉めた時に、突然恐怖に襲われた。 それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れる事はなかった。 ★→この怖い話を評価する |
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